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家庭教師のマナベスト 神奈川県 スタッフブログ

【英語】
仮定法を覚えることわざ

2023/12/25

フランスのことわざに、

「もし若者が知っていれば、もし老人が出来れば。」

というものがあります。



若者には体力や時間はありますが、知らないことが多いため自分が何をすべきか分からず、

一方、老人は知識が豊富ですべきことは分かっているけど、それを実行する体力や時間が無い。


両方を同時に持つことの難しさ、人生の上手くいかなさを捉えたことわざです。





このことわざを英訳すると以下のようになります。

"If youth knew, if age could."


コンマで前半と後半の2つに分けられます。

通常「if」は接続詞として、「もし(if)~だったら、(,)…なのになあ」という使い方をしますが、

今回は「…なのになあ」が省略され、代わりに二つの「もし(if)~だったら」が並ぶ形になります。



「If youth knew,」


If

「もし~」。


youth

「若さ,若者」という名詞です。形容詞系は「young」。今回は主語「若者」として使います。


knew

「知って」。「know」の過去形です。現実と異なる仮定ということで過去形を使います。




「if age could.」


if

「もし~」。もう一つの仮定を示しています。


age

ご存じの通り名詞としての第一義は「年齢」ですが、「老人」という意味もあります。


could

助動詞「can」の過去形です。これもまた、現実と異なる仮定ということで過去形です。

通常、助動詞のあとには動詞が続きますが、今回は省略されています。

あえて省略を補うとすれば「do(する)」や「carry out(実行する)」が良いかもしれません。




全体として

「If youth knew,if age could.」

もし若者が知っていれば、もし老人が出来れば。

と訳せます。



このフレーズを覚えることで

“現実と異なる仮定のif節は過去形を使う”

ということが強く印象付くかと思います。





ところで、この記事を読んでいる学生のみなさんは、ここでいう若者ですね。


みなさんの体力や未来の時間というのは、年配から羨ましがられるようなかけがえのないものです。

いろんなことにチャレンジできる今のうちにたくさん考え、経験し、

後悔の無い過ごし方をしていきましょう!