小学校に入学したときから、授業中には「ノートを取る」ように言われます。
先生の話を聞きつつ、黒板に書かれたことを次に行ってしまう前に書き写します。
一応、教科書はそれだけでも独学できるように十分なことが書かれています。
そして、授業は初めて知るものごとを易しく理解するために必要です。
では、
「授業で理解したのに、なんで教科書に書かれていることもノートに書かなきゃいけないの?」
と思う方もいるかもしれません。
授業中にとるノートにはいろんな意味がありますが、
一つには、【頭の中を整理する】ことがあります。
これは、初めて知るものごとの内容や関係性を、紙の上に分かりやすいように並べ、
知識を、キレイに整った状態で頭の中にいれることができるということです。
人間の脳というのは複雑で、いろんな記憶や知識がごちゃごちゃしています。
授業を聞いていて前半に教わった内容は、どんどん記憶の奥に消えていき、
ごちゃごちゃに混ざってしまいます。
そして後半に教わる内容との関係性が見えないまま授業が終わってしまいます。
これでは授業を通して十分な学習をすることが出来ません。
ノートは、頭の中のごちゃごちゃに邪魔されず、必要な知識を一時保存するための
【第二の脳】として役立ちます。
自分が聞いて理解したことは、ノートに取ることで整理され、
授業の後半や、翌日以降の学習のための立脚点になります。
「授業をよく聞いているのに、終わるころにはよく分かっていない」
「何を重視してノートをとればいいか分からない」
という方は、
以上のことを意識してみることで、授業の理解や記憶が改善される思いますよ!