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家庭教師のマナベスト 奈良県 スタッフブログ

【数学】
「<」と「≦」の違い

2024/02/19



ふたつの値の大小関係を表す“不等号”。

たとえば

A<B

なら、「AはBより小さい」ということを示します。


逆に、「AはBより大きい」ということを示したい場合、

A>B

と表します。



慣れるまでは戸惑うかもしれませんが、

記号の形がそのまま【大>小】を視覚的に表してるので

慣れればすぐに分かるようになると思います。






大小関係を表す記号には、もう一つ、

≦、≧

これらもあります。


「より小さい(大きい)」の記号の下に「=」が付いたもので、

正式には「等号付き不等号」といいます。



これは、「以下、以上」を表す記号です。


たとえば

A≦B

と書けば、「AはB以下」を示します。


つまり、

「 A<B 」と「 A≦B 」の違いは

記号の見た目通り、

“同じ値(=)を含むか含まないか”です。




たとえば


x<5

で、いま「xは自然数(正の整数)」とした場合、

x の候補は {1,2,3,4} です。


一方、

x≦5  (xは自然数)

なら、

x の候補は {1,2,3,4,5}

となります。






また、不等号には【範囲】を表すことに使ったり、

不等号で結ばれた両辺をマイナスの値でかけ算・割り算をすると

【不等号の向きが変わる】という重要な性質もあります。


理屈をしっかり理解したうえで練習問題を重ね、

不等号の考え方を頭の中に定着させることが重要です。




不等号は苦手になる人が多く、出来るか出来ないかで今後大きく差が開くものです。

また、数学的な考え方・思考力を身につけるきっかけにもなる大事な分野です。

「難しいからこそ、むしろ得意になってやる!」

という気持ちで、ちょっとこだわって頑張ってみてください!



学習が進むにつれ、「あの時やっておいてよかった~」と思えるはずですよ♪