「量より質が大事!!」
勉強に関して、こんな言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
今回はこの言葉について、
量と質、それぞれのメリット・デメリットを見ていきます。
まずは量です!
メリット
1.量をこなすことで解法が身につく!
1周目でできなくても、2周3周と繰り返すことで記憶に残り、理解が深まっていきます。
試験でも「この問題この前やったやつだ!」と解ける問題も増えていきます。
2.勉強の効率が向上する
量をこなしてみることではじめてわかることって意外とあるんです。
「この量をするのにいくら時間がかかる」
とか
「この勉強法は効率が悪いんじゃないか」などなど。
こうして勉強に対する考え方も深まるため、効率も上がってくるんです。
3.長時間の集中力や体力が培われる。
人は土壇場だけ力を出すことはできません。受験直前や本番も、
それまでの習慣で得た力を使って戦うことになります。
量を重視した勉強は、“勉強のための体力”向上につながり、将来みなさんの助けになるはずです。
デメリット
1.目的を忘れかねない
量を意識すると「○ページやった」「○時間やった」と、自分がやったことが誇らしくなってきます。
しかし、あくまで勉強は「何を知ったか」「何が出来るようになったか」です。
勉強は本来学力アップという目的のための手段であったはずなのに
量を基準にすると、それが混同してしまいかねません。
2.集中が低下する
量をこなすには時間をかけることが必須となりますが、そうするとどうしても集中力が低下してしまい、
「勉強はしてるのに力がつかない」というもったいない事態が起こってしまいます。
これに対して、質は以下のとおりです!
メリット
1.より短い時間でより良い成果を得られる
効率的な方法で勉強に取り組むことで、たとえ時間が短くてもやった分だけ力が付きやすくなります。
デメリット
1. 勉強量の不足をまねく
質を高めることに集中しすぎて、勉強量が不足してしまう人が少なくありません。
どれだけ質を高めようと、最低限必要な勉強量というのはあります。
勉強を少ししかしない言い訳に「質が大事だから」と言ってしまう人もいるため、
質はとても扱いが難しいものなのかもしれません。
☆ ☆ ☆
こうして、メリット・デメリットをあげてみると勉強においてどちらも重要だということがわかりますね。
ですが、どちらが特に大事かと問われれば、まずは量が大事だと思ってみてください。
ソフトバンクホークスに移籍した山川穂高選手がこの質と量の論争についてこんな言葉を残しています。
「質と量どっちも大事、けど量のあとに質がついてくる」
ほんとにこの言葉の通りだと思います。
量という土台があってその上に質が積みあがっていくようなイメージでしょうか。
量がなくては質がいくら高くても大きく成長することは難しいんです。
ただし、土台が大きければ大きいほど、成長する可能性は高まるはずです!
だからまずは量をしっかり確保することから始めてみてください!
もちろん質も大切ですから忘れないでくださいね。
勉強を頑張りたいと思っている皆さんが少しでも成長できることを願っています。