皆さんがペンを持って取り組む様々な問題。
教科書の練習問題、宿題、テスト、入試、などなど。
当然ですが、これらの問題には必ず作成者がいます。
たとえば教科書に載っている練習問題。
この作成者は、どんなことを思って問題を作るでしょうか。
決して、
「章とは関係ないところで引っかけてやろう」
とか
「不必要に同じ類題ばかり並べて生徒を退屈させてやろう」
などとは思っていないはずです。
教科書は基礎・基本を習得するためのものです。
ですので、そこに載せる練習問題についても、その目的に適うように作成・選択されているはずです。
たとえば、
「問1の①,②は値が違うだけの同じ問題で、ここでは生徒に基本事項を慣れさせる。
③,④ではもう一手工夫が必要な問題にして、生徒に応用力をつけさせる。
問2ではより実践的な文章題を出して、ただの公式の暗記に留まらせない力を付けてもらおう。」
教科書をよく読むとこんなメッセージが見えてきます。
これは定期考査などのテストでも一緒です。
問題の作成とその選択には、かならず作成者の意図があるんです。
大事なことは、
☆問題には作成者の考え抜かれた意図があるということを受け入れること
☆できればそのメッセージを読み取る
ということです。
問題に取り組むときには、まずそれが“ちゃんと自分にとって解く意味のあるもの”だろうと思ってください。
こう思うことで、どんな問題もなおざりには済ませられなくなるはずです。
また、その問題に隠されたメッセージを読み取ろうとしてみてください。
するとその分野の全体像が見えてきたり今の自分に必要な力が分かったりもします。
問題はあてずっぽうで作られてるわけでもどこかから降ってきたわけでもありません。
その科目のエキスパートが意図を持って作っています。
そのメッセージを受け取り、返答として正しい解答を返せるようになれれば
勉強で困ることは少なくなると思いますよ♪