突然ですが、以下の2つの文章を見比べてみて下さい。
①「おばあちゃんの知恵袋」という言葉があります。
これは、まだ市販の商品や情報が限られていた頃に市民の中で生まれた、生活に関する知恵のことです。
代表的なもので言うと、火傷の治癒にアロエを使ったり、洗顔に米のとぎ汁をつかったり、などがよく知られています。
ものに限りがあった時代だからこそ、身近なものを生活に活用していたんですね。
では、「おばあちゃんの知恵袋」が現代でも広く受け継がれているかというと、そうとは言えません。
現代では商品の流通や、インターネットをはじめとした豊富な情報があるため、
なにか要求やトラブルがあったときにはまずそちらを頼るようになったんですね。
ただそんな現代を生きる私たちにとっても、身近なものを活用して生活を良くする知恵、
その知恵が人づてのコミュニケーションで伝わっていったという事実には、学ぶところが多い気がします。
②今回紹介したいのは「おばあちゃんの知恵袋」という言葉です。
これは、まだ市販の商品や情報が限られていた頃に市民の中で生まれた、生活に関する知恵のことです。
代表的なものとして知られているのは、火傷の治癒にアロエを使ったり、洗顔に米のとぎ汁をつかったり、などです。
当時はものに限りがあったので、身近なものを生活に活用していたんです。
では、「おばあちゃんの知恵袋」が現代でも広く受け継がれているかというと、そうではないです。
現代では商品の流通や、インターネットをはじめとした豊富な情報があるため、
なにか要求やトラブルがあったときにはまずそちらを頼るようになったんです。
ただそんな現代を生きる私たちにとっても、身近なものを活用して生活を良くする知恵、
その知恵が人づてのコミュニケーションで伝わっていったという事実には、学ぶところが多いです。
☆
どうでしょうか。読んでみて①のほうがなんとなく「いいな」と思ったのではないでしょうか。
ほぼ同じ内容についての二つの文章ですが、違いは【文末】です。
①は「です」「ます」「(い)ます」「ですね」「ません」など、多様な文末が使われています。
一方で、②はすべて「です」で終わる文章です。
あくまで印象ですが、②のほうが硬直的というか、どこか気の利かない文章な気がしませんか?
文末は、読者がある一文を読むときにその余韻として強く印象づくものです。
ここで的確でなるべく多彩な文末を選べることで、読み手に「おもしろい」「もっと読みたい」
と思わせることが出来ます。
意識せずにいるとついつい楽な「です」「ます」だけに終始してしまいがちですが、
何か文章を書くたびに、【文末】を注意して選んでみてください。
きっと文章力がグッとアップすると思いますよ♪