受験生の皆さん、
志望校の入試の、【合格最低点】を意識していますか?
言うまでもありませんが、これは入試を突破するためには何点必要かという、最低ラインの点数のことです。
受験までの計画を立てる上で、
「自分が何点取りたいか。そのための科目ごとの目標点数はいくつか」というのはまず考えるべきことです。
それによって日々の勉強の計画や使う参考書のレベルが変わってきます。
このとき、目標点数を決める上で気をつけてほしいことが一つあります。
それは【合格最低点ぴったりを目指さないでほしい】
ということです。
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昨今、受験に関する情報を発信している塾や予備校のなかで、次のようなことが言われていることがあります。
それは、「受験は、合格最低点さえ超えたら受かるんだから…」ということです。
これは確かに間違いなく事実ではあります。
合格最低点より1点でも高かったら合格ですし、低かったなら不合格です。
そして合格最低点は例年大きくは変わらないので、「だいたい○点」取れば受かる、という相場感があるものです。
ただ、実はこの言葉の裏には、
合格ギリギリレベルの受験生に希望を持たせて、その塾に誘い込もうという意図がある場合があります。
「…たしかに!この人の言う通り自分でも受かるかもしれない!この人についていこう!」
と思わせるわけです。
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しかし、よくよく考えればこの言葉にはあまり意味が無いように思います。
というのも、まず第一に合格最低点ぴったりを目指したところで、本番その通りに得点なんてできません。
難易度の変化もありえるし、思いもよらぬ好調があったり、トラブルがあったりするものです。
模試を受けていると、回ごとの「上振れ」「下振れ」を経験したことがあるのではないでしょうか。
(実力以上を出せたり実力を出し切れなかったりのことです。)
これは本番の試験でも言えることで、「本番だけは必ず上手くいく」なんてうまい話はありません。
一回の試験で、ほんの0.1点差でも合否が分かれてしまう受験において、
「合格最低点を目指す」というのはあまりにも心もとないように思えます。
残酷なことですが、合否がハッキリわかれる受験では、
【0.1点差で不合格でも100点差で不合格でも、おなじ不合格になります】
また第二に、ギリギリを目標にすることで心に甘えが出てしまう可能性もあります。
過去問演習や問題演習をしていると、
時間をかけて考えないと分からない問題や、基礎からやり直すべき自分の弱点に出会うことがあります。
そんな時に、
「まあ、自分は合格最低点をめざしてるから、この問題は落としてもいいや」
と思ってしまいませんか?
他の受験生をライバルとして意識する上で、「自分は一番下でいいから…」という意識は危険です。
油断につながり、本当に大学から要求されているレベルを見誤る恐れがあります。
それよりは、合格最低点より+α点を目指した方が、普段の勉強の段階から
「自分はこの問題もしっかり取れるようにならないと!」と、
張りが出ると思いませんか?
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今は六月ですから、まだまだ受験まで時間があります。
志望校の目標点数を決める際には、
【合格最低点 + 総点の5~10%】を目指すようにしてください!
受験の正攻法は“ギリギリ”ではなく“余裕をもって”です!
もちろんその分ハードな受験生活になりますが、高い目標を持っている皆さんは、
それに見合う自分になれるように頑張ってください!