小さなものを観察するときに使われる顕微鏡には意外とたくさんの種類があります。
今回は、その中でも「光学顕微鏡」と「電子顕微鏡」について紹介します。
「光学顕微鏡」とは「目に見える光(可視光)」を使って観察する顕微鏡です。
最も一般的な光学顕微鏡である「明視野顕微鏡」では、実際に観察する試料から透過してきた光を観察します。
学校の理科の実験で、タマネギの根や人の頬の細胞を観察したときに使った顕微鏡がそうです。
ちなみにその性質上、無色透明なものを見るためには染色が必要です。
一方、「位相差顕微鏡」では、生きた細胞を染色する必要なく観察することができます。
「位相差顕微鏡」は、試料にあたって回析した光と試料に当たらずに透過した光の差をコントラストとして観察するんです。
他にも光学顕微鏡には、「偏光顕微鏡」、「微分干渉顕微鏡」などたくさんの種類があります。
ただ、こんなにたくさんある光学顕微鏡ですが、
これだけでどんな小さなものも観察できるわけではありません。
「目に見える光(可視光)」には限界があります。
そこで、ものすごく小さなものを観察するときには「電子顕微鏡」というものを用います。
「電子顕微鏡」では、「電子」を使って観察します。
「電子」とは、電気を帯びた非常に小さな粒子のことで、これに着目して観察することで光学顕微鏡より
小さい試料を観察できるようになるんです。
テレビなどでよく見るコロナウイルスの像はこの「電子顕微鏡」の一種を用いて観察した像です。
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一口に顕微鏡と言ってもその種類は色々あり、
観察するものの大きさ・性質・目的に合わせて適した顕微鏡を使って観察する必要があるんですね。
科学の発展には、研究道具の発展が欠かせません。
私たちはついつい天才研究者のような人ばかりに着目してしまいますが、
その裏には、時代時代で新たな研究道具を生み出してきた人たちがいたんですね。
これからテレビで顕微鏡画像などを見たときに、
「どのくらい小さいんだろう?」「どうやって観察したんだろう?」
という目で見てみると、新しい発見があるかもしれません♪