カール・フォン・リンネという人物の名前を聞いたことはありますか?
中学校の教科書やテキストにも載っている可能性がある人物です。
リンネは「分類学の父」と呼ばれています。
共通した特徴をまとめて生物を分類することは紀元前から行われていましたが、18世紀には新しい生物の発見が増え、それまでの方法では分類ができなくなってしまいました。
そこで、スウェーデンの博物学者であるカール・フォン・リンネは、植物やなどについて分類表をつくったことで有名です。
植物の花のつくりに注目し、おしべの本数や花びらの数などを基準に分け、さらに同じ特徴をもつ小さなグループを大きなグループにまとめるという方法のもと分類を行いました。
この方法は、現在の分類の基礎になっており、そのことからリンネは「分類学の父」と呼ばれているそうです。
リンネの功績をたたえ、スウェーデンの紙幣には、リンネの肖像画や生物のスケッチが描かれていたこともあるようです。
また、リンネは生物の名前を分類しやすくつける方法も生み出しました。
「二名法」という名づけ方で、ラテン語で植物を「属名」と「種名」であらわす方法です。2つの単語だけで名前を表すので「二名法」と呼ばれます。
この二名法は、名前を見ればどのような生物のなかまなのかが分かるため、植物から生物全般に応用されて、現在まで広く用いられています。
高校生物の学習内容にも、この二名法は出てきます。
普段見ている花の名前も、このリンネの名づけ方が基本になっている可能性があります。
それが18世紀の名づけ方が基本になっていると考えると、深い歴史を感じますね。