日本では「三権分立」が憲法で定められており、国会に立法権、内閣に行政権、裁判所に司法権を担わせています。
この三権分立は、権力の集中を防ぐのに非常に重要です。
もしも日本は三権分立がない国だったら、どのようなことが起こるか想像してみましょう。
国のことを決める代表人物は必要ですから、ここは分かりやすく王様としましょう。
王様は、国会の持つ立法権を持つことができます。
そうすると、自分に有利な法律をつくってしまいそうですね。
「国民は全員王様の言うことを聞き、毎日働いてもらう給料の半分は王様に納めなさい」という法律もできてしまいます。
また、気に入らない人には辛い仕事をすることを押し付けたり、不正に逮捕してしまったりすることもできるようになってしまいます。
そして、そのような王様のわがままを見逃さないような行政を担う内閣の役割もないとなると、王様を止められる人はいません。
王様に組織の解散を命じることもできませんから、王様は好きな法律をどんどん作ってしまいます。
世論を反映させ、よりよい社会を作ろうとする組織もないので、王様に国民の声は届かず、国民の生活は大変なことになってしまいそうです。
また、司法権を持つ裁判所の役割もないとなると、王様の決めた法律が良い悪いと判断する人もいなくなります。
そして、王様が有罪、無罪を決められるようになってしまうと、王様の気分次第で人の人生を大きく変えてしまう事態が起こりそうですね。
このような国では国民の意見は一切聞き入れてもらえず、法律ができ、それを審査する機関もなく、正当な理由で裁かれることもありません。
とても国民が苦しみそうな国になってしまいそうですね。
というわけで、三権分立は日本国民にとって非常に重要な意義があります。
それぞれの役割をぜひ今一度見直してみてください。