「PISA」(Programme for International Student Assessment)は、OECD(経済協力開発機構)が主催する国際学力調査です。
この調査は、15歳の生徒の数学、読解、科学の知識とスキルを評価するために行われ、世界で約69万人が参加しています。
PISAは、各国の教育システムの比較や改善に役立つデータを提供し、教育政策の策定にも影響を与えています。
PISAの調査は約3年ごとに実施され、コロナ禍の影響で1年遅れましたが、最新の調査は2022年におこなわれ、結果は2023年に発表されました。
日本からは約6000人(183校)の高校1年生が参加し、前回の2018年と比べ3分野すべてで平均得点が上昇し、トップレベルとなりました。
読解力は前回の15位から3位に、数学的リテラシーは前回の6位から5位に、科学的リテラシーは前回の5位から2位となりました。
ちなみに、前回この3分野すべて1位だった中国は2022年はコロナの影響で不参加となり、1位はすべてシンガポールとなっています。
参加国全体の平均点が下がった中で、好成績をキープした日本。
得点の低い生徒の割合は少ないままで、高得点の生徒の割合が増えたようです。
文科省のサイトによると、PISAの目的は
「義務教育修了段階(15歳)において、これまでに身に付けてきた知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかを測る。」
としています。
日本では「2020年は教育改革の年」と言われ、10年ぶりに新学習指導要領が適用され、受動的な机上の学習だけでなく、自主的な学習、思考力・判断力・表現力といったものが重視されてきました。
コロナ禍の休校による他国の教育との差だけでなく、教育改革の結果が出始めたのかもしれません。
ますます、日本の学生たちには活躍してほしいものです。