夏の暑い時期に、凍らせたスポーツ飲料を飲んだことがある人は多いのではないでしょうか。
暑い時期でのスポーツのときやアウトドアの場面では、冷たい飲み物が重宝しますよね。
この凍らせたスポーツ飲料を飲むと、最初はとても甘く、だんだんと味が薄くなるという経験をしたことがあると思います。
カップのかき氷でも、味の濃い部分が先に溶け出して、後で味が薄くなってしまった経験があるのではないでしょうか。
このようになる原理ですが、水が氷るとき、水の粒子は規則的に並んで結晶となります。
このとき、水の粒子は互いに結びつこうと動きます。
そのため、スポーツ飲料にとけている砂糖などを不純物として押し出しながら先に水だけが凍ります。
そして、水の結晶ができます。
つまり、水と甘い部分が別々に結びついてしまうのです。
そして、氷が溶けるときには、逆に不純物が先に溶け出します。
そのため、最初は甘いところが濃く溶け出します。
その後に純粋な水の部分が徐々に溶けていくので、だんだんと味がうすくなっていきます。
これは融点の違いが関係しています。
融点とは、個体が溶けて液体に変化するときの温度を言います。
この融点は物質によって温度が決まっています。
水の融点は0℃です。
その他ですと、例えば酸素は-219℃、塩化ナトリウムは801℃、鉄は1538℃など、それぞれの物質で融点は様々です。
そのため、スポーツ飲料の甘い部分である不純物と水の融点はそれぞれ決まっており、不純物のほうが融点は低いので、先に溶け出すのです。
このような理由から、凍らせたスポーツ飲料を溶かして飲むと、最初に甘い部分が溶けだして味が濃いものが飲め、どんどん味が薄くなるのです。