みなさんがいつも何気なく使っている言葉の由来や語源について紹介します。
知っているものはありますか?
・「こんにちは」と「こんばんは」の由来
「こんにちは」は「今日はご機嫌いかがですか?」の「今日は」が短縮されたもの。
「こんばんは」も同様に「今晩はご機嫌いかがですか?」が由来です。
昔はこれらの挨拶がより長い形で使われていましたが、時代とともに短縮され、現在の形になりました。
・ひらがなとカタカナの由来
ひらがなは、平安時代初期(9世紀頃)、万葉仮名の草書体を簡略化して生まれました。
草書体(そうしょたい)は、漢字の書体の一つで、速く書くことを目的として生まれました。
楷書や行書よりも字画の省略や崩しが大きく、流れるような筆運びが特徴です。
ひらがなは主に女性が使う文字として広まり、『源氏物語』などの文学作品で活用されました。
カタカナは同じく平安時代初期、漢字の一部を取り出して作られました。
僧侶が漢文を読む際の補助記号として使用し、後に外来語や専門用語の表記に使われるようになりました。
このように、ひらがなは柔らかく流れるような形で、カタカナは角ばった形になったのです。
・電話の「もしもし」の由来
「もしもし」の由来は、「申します申します」という言葉が短縮されたものだとされています。
電話が開通した当初、交換手が相手につなぐ際に「申し上げます」と丁寧に伝えていたことが、この言葉の起源になったようです。
また、「もしもし」を2回繰り返す理由には、相手に声が届いているか確認するためという説や、昔の日本では妖怪や幽霊が人間に話しかける際、一度しか呼びかけないとされていたため、「自分は妖怪ではない」と証明するために2回繰り返したという説もあります。
電話の歴史を振り返ると、1890年(明治23年)に日本で初めて電話が開通し、当時は交換手を介して通話を行っていました。
そのため、相手に失礼にならないよう「申し上げます」と言っていたことが、現在の「もしもし」へと変化したのです。
・「テンパる」の語源
「テンパる」は麻雀用語が由来で、牌の組み合わせが完成に近づいた状態を指します。
本来の「テンパる」は、準備が整った状態を指しているのです。
しかし、時間が経つにつれて「直前の状態 → ぎりぎり → 切羽詰まる → 余裕がない」という意味へと変化し、現在では「焦る」「パニックになる」といったニュアンスで使われるようになりました。
・「阿吽(あうん)の呼吸」の語源
「阿吽の呼吸」の語源は、サンスクリット語の「a-hum」に由来しています。
「阿(あ)」は口を開いて発する音、「吽(うん)」は口を閉じて発する音を表し、これが「呼気」と「吸気」の意味へと発展しました。
このことから、二人以上が息を合わせて行動することを「阿吽の呼吸」と呼ぶようになったのです。
また、寺社の山門にある狛犬や仁王像の口の形も「阿吽」を表しており、一体が口を開き、もう一体が口を閉じているのは、この概念に基づいています。
仏教では「阿吽」が万物の根源と一切が帰着する知徳の象徴とされており、非常に深い意味を持つ言葉なのです。
言葉の歴史を知ると、普段何気なく使っている言葉がもっと面白く感じられますね!