今年の6月から開催されるサッカーワールドカップの組み合わせ抽選会が先月行われました。
今年は史上初となる北中米3か国開催となります。どこの国の共同開催かご存知でしょうか?
「アメリカ・カナダ・メキシコ」の3か国共同開催です。
その中でも今大会のキーになってくるのが、「メキシコ」開催の試合となってくると思います。
「メキシコ」の首都である「メキシコシティ」も会場の一つなのですが、標高が約2200mであることが知られています。
富士山でいう5合目となります。
高い標高はサッカーに大きな影響を与えます。
まず一つに「運動機能への影響」です。
標高が高くなると、気圧が低くなることで、一回の呼吸で取り込める酸素の量が減ります。するとたった一本のダッシュだけであっても、酸欠を起こしてしまうわけです。
標高が上がると、「酸素濃度が低くなる」と勘違いされやすいですが、空気中の酸素濃度自体は標高が上がっても約21%で変わらないです。
ちなみに、空気中に最も多く含まれるのは、「酸素(約21%)」ではなく「窒素(約78%)」という知識は理科で学ぶので覚えておいてくださいね!
2つ目は「ボールへの物理的な影響」です。
先ほど、標高が高くなると、気圧が低くなるという話をしましたが、それはボールにも影響を与えます。
気圧が低い(=空気の密度が低くなる)とボールが空気抵抗を受けにくくなります。すると、ボールがより「伸びやすく」「ぶれやすく」なります。
2010年南アフリカワールドカップ、日本vsデンマークにおける本田圭佑選手の超ロングフリーキックも標高による恩恵を受けたと言われています。
会場であった南アフリカのルステンブルクは、標高約1200mです。
今回は、試合会場の標高というところにフォーカスしてお話ししました。
サッカーワールドカップを単にスポーツとしてだけでなく、開催地や出場国の地理や文化を知るきっかけとして捉えると、また面白いかもしれませんね!