空を見ると雲があると思いますし、山には霧が立ち込めていることもあります。これら、霧や雲のでき方を知っていますか?
大気中に含まれる水蒸気は見えませんが、小さな水滴に変化すると見えるようになります。
霧や雲は小さな水滴でできています。
雨などによって、水蒸気を含んだ空気が地表にたまり、それらが夜間に空気が冷やされると水滴になり、霧が発生します。
雲は、上昇する空気中にできた小さな水滴や氷の粒の集まりです。
空気はあたためられると上昇し、冷やされると下降します。
空気は上昇すると、気圧が低くなるため、膨張して温度が下がり、そこに含まれる水蒸気の一部が冷やされ水滴や氷の粒となり、雲が発生します。
つまり、上昇気流があるところでは雲が発生して、くもりや雨になりやすくなります。
一方で下降気流があるところでは、晴れになることが多いです。
しかし、上昇気流ができているからと言って、雨や雲がすぐできるわけではありません。
雲をつくっている水滴や氷の粒は非常に小さく軽いため、一つだけでは落下しません。
小さな雲粒がたがいにぶつかって合体するなどして雨粒や雪の結晶に成長すると、重みで落下します。
このように落下する雨や雪をまとめて降水といいます。降水をもたらす雲は、分厚い雲で、乱層雲や積乱雲が代表です。
これらの降水は、地球上の水が氷(固体)、雨(液体)、水蒸気(気体)に状態変化しながら地球を循環している過程の一部です。
地球上の海や川の水が蒸発して、大気中で氷の粒になり、雨や雪となって降水し、それがまた蒸発していくという循環が地球上で起きています。
このように、大気中の水は、状態変化をしながら、地球上を循環し続けています。
その循環の過程の中で、霧や雲もできているのです。