バナー
バナー
バナー

ホーム > 対応エリア > 東京都 > スタッフブログ > 都立高校志望者の減少

家庭教師のマナベスト 東京都 スタッフブログ

都立高校
志望者の減少

東京都の最新調査によると、2026年度の都立高校志望率は 65.79% と前年度より1.18ポイント下がり、減少傾向が続いています。

ここ数年70%台だった志望率が下がり続けていることは、都立高校の人気や受験構造に変化が起きていることを示しています。


≪都立高校の志望率が減少している理由と背景≫

東京都教育委員会が2025年12月12日時点で行った調査では、都立高校を第1志望とする生徒は 44,704人 で、前年より 1,016人減少 しました。
志望率は 65.79% と、前年の66.97%からさらに下がっています。

この減少は一時的なものではなく、2025年度にも大きく下がっており、都立志望の減少傾向が続いていることが特徴です。
2010年代後半には70%を超えていた時期もありましたが、ここ数年で明確に下降線を描いています。


では、なぜ都立高校の志望率が下がっているのでしょうか。

① 私立高校の魅力が増している

東京都では私立高校の授業料実質無償化が進み、家庭の負担が大きく軽減されました。これにより、「費用の差が小さくなったなら、特色ある私立へ」という選択が増えています。

私立高校は設備投資や教育プログラムの充実が進んでおり、英語教育、探究学習、ICT活用などで独自色を出す学校が増えています。こうした魅力が、都立から私立へ志望を移す要因になっています。

② 通信制高校の人気が上昇

最新の調査では、都立以外の通信制高校を志望する生徒が 5.10% と前年より増加しています。
通信制は、
・自分のペースで学べる
・不登校経験のある生徒が通いやすい
・IT系・芸術系など専門コースが増えている
といった理由で人気が高まっています。

学びの多様化が進む中で、「都立か私立か」だけではない選択肢が広がっていることも、都立志望率の低下につながっています。

③ 都立高校の倍率が低下し、競争力が弱まっている

2026年度の都立高校全日制の志望倍率は 1.12倍 と、前年よりさらに低下しています。

倍率が低いということは、
・「入りやすい」
・「競争が少ない」
というメリットもありますが、
・「人気が下がっている」
・「魅力が弱まっている」
と受け取られる側面もあります。
特に、進学実績や特色ある教育を求める層が私立に流れていると考えられます。


④ 生徒数そのものが減少している

東京都でも少子化の影響は避けられず、卒業予定者数は 77,555人 と前年より減っています。
母数が減れば、志望者数も自然と減少します。



都立高校は依然として多くの生徒に選ばれていますが、「都立が当たり前」という時代ではなくなり、進路選択が多様化していることがわかりますね。