「コペルニクス的転回」という言葉、聞いたことはありますか?
これは「物事の見方を180度変えること」を意味します。
中学生の理科で習う「天体」の話がこの言葉の語源になっています。
●天動説
昔の人々は、我々こそが宇宙の中心で、地球が太陽や星がその周りを回っていると、宗教的思想から考えていました。いわゆる天動説と呼ばれるものです。
昔の人は、自分たちは動かず、空が動いているように見えることからこの誤った説を信じ切っていました。
●地動説
一方でコペルニクスは「動いているのは地球のほうではないか?」と科学的に主張しました。
当時はなかなか受け入れられませんでしたが、本当はこの太陽が中心で地球が回る「地動説」こそが正しかったのです。
また、地動説を宗教裁判で否定されたガリレオ・ガリレイが処刑前につぶやいたとされる「それでも地球は回っている」という言葉はとても有名です。
このように「自分が中心」という思い込みを捨て「相手や周りの視点から考え直す」ことで、真実が見えてきたり、物事への考え方が大きく変わることがあります。
部活の練習を例に考えてみましょう。練習がキツいとき、ただ耐えるだけではもったいないです。
●これまでの視点
先生や先輩に言われたから、しょうがないのでやる。
●転回した視点
自分の体の動かし方を変えたら、結果がどう変わるかという「実験」だと考えてみる。
自分が「研究者」の視点に立つことで、ただの反復練習がワクワクする探究の時間に変わります。
サッカーの三苫薫選手は、筑波大学時代に自身のドリブルについて、研究対象として実験と検証を重ねながらサッカーに取り組んだと言われています。
行き詰まったときは、いったん深呼吸して「視点を変えたら、どうなるのだろう?」と客観的に自分に問いかけてみてください。
視点を変えるだけで、目の前の障壁が突然「突破口」に変わるかもしれません。