中学受験の国語、まずは漢字についてです。
漢字の読みと書きが出題されますが、
これはもちろん、知っているか知らないか、です。
しかし、中学校側にとっては、この漢字が全然できなかった受験生がいたとして、
たまたま出題した漢字だけ知らなかったから、まあ仕方ない。
とはならず、
この生徒は漢字全般が習得できていない。
と否定的に判断されてしまいます。
出題された漢字がたまたまできなかっただけで、そこまでわかるのか?
と不思議に思う親御さんもいることと思います。
それは、たまたま出題した漢字だけを知らなかった
ではなく、
資料抽出法という数学的に確立された手段による科学的な出題だからなのです。
わかりやすく言うと、
この県の・・を調べたい
という場合に、全県民を調査していたのでは時間と手間がかかり、効率が悪いです。
そこで、無作為にある程度の人数を抽出して調べると
その県全体の様子がわかりますね。このやり方なのです。
家庭教師の生徒さんの中で
中学受験する生徒さんは塾と家庭教師の併用がほとんどですが
塾へ行っていない場合は、中学受験漢字の問題集がありますので
自宅学習でひたすら覚えていきましょう。
そして、国語の長文読解について。
この長文読解に苦労している生徒さん、生徒さんを支える親御さんの気持ちがよくわかります。
合格するためには、配点の高い長文読解をできる限り得点したいです。
長文読解があまりにもできないと、不合格になってしまう危険がありますね。
これだけは取りたい、字数が指定された問題の攻略法をアドバイスしたいと思います。
Aは、Bのあと、どのような態度に変わったか、文章中から25字以内で抜き出しなさい。
という問題に対して、
Aという人物が出てくる場所を文章中から探します。
Bが起こった後の部分を見つけます。
鉛筆で線を引いておきましょう。
どのような態度?
と聞いているので、Aの態度が書かれている部分に線を引きます。
すると、だいたいこの辺り、と決まるとので、25字を確認します。
長文読解は当たり前ですが「本文を読む力」と「問題を解く力」が必要です。
ていねいに・早く回答を引き出せるよう練習しましょう。