国文法で、副詞とは"活用せず、用言を修飾する品詞"
と決められています。
用言とは?
用言(ようげん)とは、
動詞、形容詞、形容動詞、副詞
のことです。
体言(たいげん)の対義語です。
例えば、"とても"という副詞は、
「とてもすてきだ」というように
"すてきだ"という形容動詞を詳しく補っていますね。
また、「とても大きい」というように、
"大きい"という形容詞を詳しく補っていますね。
さらに、「とてもゆっくり歩く」と、
"ゆっくり"という副詞を、"歩く"という動詞を詳しく補っています。
副詞は、確かに、動詞、形容詞、形容動詞、副詞を詳しく補って(=修飾して)います。
また、
ゆっくら歩く?
ゆっくる来る?
と変化させてしまうと、日本語が通じないので、
変化(=活用)しない品詞だとわかります。
したがって、活用せず、用言を修飾する品詞が副詞なのです。