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ホーム > 対応エリア > 大阪府 > スタッフブログ > 【私立高校・公立高校】注意点!授業料支援制度の活用

家庭教師のマナベスト 大阪府 スタッフブログ

【私立高校・公立高校】
注意点!授業料支援制度の活用

2021/11/23

「高校無償化」と聞いたことがある保護者の方は多いと思いますが

制度の内容は知っていますか?


2020年4月からスタートした「私立高校授業料無償化」制度がなんとなく独り歩きをして

私立に行った方が得なんじゃないの!?と思われている保護者の方もいらっしゃいました。



まず第一に、実質無償になるのは「授業料」です。


【高校の授業料について】


公立高校の授業料が年間11万8,800円(月額9,900円)に対して


私立高校は40~80万円の学校が多くなっています。学校によってかなり差がありますね。

インターナショナルスクールなどは100万円を超えます(^^;


制度を利用した支援金の限度額が396,000円(通信制は297,000円)なので

それ以上の授業料の高校に通う場合は、差額の支払はもちろん発生します。



【支援制度を利用できる条件】

・世帯年収が約910万円未満、高校生の子どもが一人の場合

年間11万8,800円の支給対象となります。

公立高校の年間の授業料が実質無償になりますね。


・世帯年収が約590万円未満、高校生の子どもが一人の場合

年間39万6,000円の支給対象となります。

約40万円の年間授業料の私立高校の場合、この制度で賄えますね。



【この制度の注意点!自己負担が必要なものは!?】

・入学金

文部科学省が公表している、公立高校の入学金は

5,650円です。(5,550円の県もあり)


私立高校の平均は163,272円となっています。(東京都の平均は251,637円!)

※あくまで平均なので、気になっている高校を調べてみてくださいね。


入学金は支援制度の対象にならない為、支払が発生します。


・それ以外(設備費、制服代、教科書、学校納付金、通学関係費などなど)


私立高校の場合、入学金以外にかかるのは40~60万円ほどが目安。

対して公立高校は約10~20万円と言われています。




私立高校の授業料の支援額が引き上げられ、一般的な年収の家庭でも高校を選択する幅がとても広がりました。

ただし、このように支援対象になる自己負担額の差は変わらないこと、

支援を受ける前に、授業料は全額納付しなければいけないことなど、

保護者の方は注意しておきましょう。