本州の岡山県倉敷市と、四国の香川県坂出市をつなぐ「瀬戸大橋」は、
本州四国連絡橋の1つですね。
この橋は2層構造になっていて、上を高速道路として車が走り、
下をJR四国の在来線の電車が走っています。
ちなみに、JRは四国に渡る前の、倉敷市の「児島」という駅に、
すべての電車が停車し、JR西日本からJR四国に交代します。
この瀬戸大橋の線路は、なんと!つなぎ目のない1本の長いレールなのです。
瀬戸大橋自体が1100メートルありますから、
こんなに長いレールを一体どうやって橋の中に入れたのでしょう?
普通のレールの長さは、在来線で25メートルです。
それは、普通の25メートルの長さのレールをたくさん橋の上に持ち込み、
ガス圧接とエンクローズアーク溶接の併用で、すべての部分を溶接して1本の長いレールにしたのです。
2本のレールの端と端を1200度に熱し、レールの軸方向に押し、
力を加えてくっつけます。
一旦、200メートルの長さにしてから、エンクローズアーク溶接をしたのです。
このお話に興味を持った人は、工業系の高校や大学に向いていますね☆