みなさんが持っているCDやDVD、ブルーレイ・ディスクは、
傾けてよく見るととてもきれいですね。
あの中に、数百ギガのデータが入っているとは不思議ですね。
あれは、どんな仕組みになっているのでしょう?
まず、画像や動画、音声などのデータは、すべてデジタル信号で記録しています。
音声の記録は、
信号がある=1
信号がない=0
の2種類だけなのです。
やはり、ここでも、数学で学ぶ2進法が使われていますね。
しかも、都合のよいことに、音の歪みや雑音は記録されません。
もしも、みなさんのおじいちゃんやおばあちゃんが、
昔のカセットテープを持っていて、
カセットプレーヤーなどの聞くための機器があれば、聞いてみてください。
昔のカセットテープからは、
ザー、ザー・・・
と雑音が聞こえます。
しかし、CDやDVDからは、このような雑音はしませんね。
それは、なぜか?
昔のアナログ信号は、すべての音を必ず拾って記録していました。
今のデジタル信号では、0か1しかないため、
雑音=0.5は、記録されないからなのです。
みなさんが今勉強しているのは、こういった身の回りのものを作る基礎なのです。
「これって不思議、なぜ?」の気持ちは大切ですね。