日本列島の大部分は、分厚い酸性の火山灰の層で覆われています。
これは、日本列島ができた仕組み上、仕方ないのです。
中でも、一番酸性が強いのが関東地方です。
なぜなら、関東地方を覆うのは関東ローム層で、
これはもともと、酸性のマグマが大噴火してできたからです。
このような酸性の大地の深くに眠る人骨は、酸性によって溶けてしまうため、
古い時代の人骨はなかなか発見されないのです。
そんな中で、第二次世界大戦前に発掘され、学者から注目を集めているのが
明石人骨。
これは、現在の兵庫県明石市で見つかりましたが、ちょうど酸性の大地ではないため溶けずに残っていた!のです。
日本で発見された人骨は他に、
牛川人骨、三ヶ日人骨。
を覚えておきましょうね。
これらの人骨は、
海抜3メートルから5メートルの河成層(かせいそう)から見つかります。
高校の地学を学んでいる人は、テストによく出ますから、覚えておきましょうね。