高校までは「授業料無償化制度」を利用して優遇されたご家庭も
大学進学となると、特待生を除き、かなりの金額がかかります。
経済的な理由から、本音は「地元の国公立に行ってくれたら一番うれしい」
という親御さんがほとんどではないでしょうか。
コロナ禍で帰省が難しくなり、入試や就活において
地元志向が以前より強くなっているといいます。
しかし、地元だけでは地方の学生は大学選びが難しい現状。
大学受験はお金がかかる!と漠然とイメージしている人にも
なかなかお財布に優しくない、大学の受験料についてお話します。
【国公立大学受験にかかる費用】
<受験料>
・大学入試共通テスト・・・18,000円(3教科以上)
・2次試験・・・17,000円
【私立大学受験にかかる費用】
<受験料>
・個別受験・・・大学によって変わり、3万~5万円が多い
※中間の4万円として、5校受験すると、受験するだけで20万円かかることになります。
・共通テスト利用受験・・・共通テストの結果だけで合否が出る私大も多い(2022年で533校)
※その場合、上記の共通テスト費用(2教科以下は12,000円)と
さらに大学ごとに受験料2~5万円が必要になります。
私立は複数校受験が可能なので、共通テストを利用して5校、10校受験も可能ですが
共通テストの受験料のみで複数校を受験、というわけにはいきませんね。
そして、共通テスト利用は受験料を抑えられ、人気なことから
募集定員に対して倍率が高い、人気の受験方法です。
遠方の大学を受験するとなると、交通費や宿泊費もかかります。
地方に受験会場を設けている私大も多くありますので
検討している大学の情報を調べてみましょう。
入学前から多くの出費が必要となる大学受験。
ご家庭の経済事情はとても無視できないので
志望校の受験料、入学金、諸経費、授業料を早めに確認しておきましょう。