受験生になるとよく耳にする「偏差値」。
偏差値とは、テストを受けた集団の中の自分の位置の値です。
平均点は偏差値50になり、その平均からどのくらい差があるかを表します。
偏差値60はその集団の平均より上、偏差値40は下というわけです。
たとえば、
第1回のテストの自分の合計点が250点/500点満点、
第2回のテストの自分の合計点も250点/500点満点だとします。
点数は同じですが、
第1回のテストを受けた全員の平均点が250点。
第2回のテストを受けた全員の平均点が300点。
自分の偏差値は上がったでしょうか?下がったでしょうか?
答えは、下がった。ですね。
まわりの点数が全体的に上がっているのに対し、自分はそのままなので
相対的に位置が下がったということです。
受験に必ず出てくるこの「偏差値」は、
大学受験と高校受験では同じ値ではレベルが異なります。
高校偏差値から5~10を引いたものが大学偏差値と言われています。
偏差値60の高校に入っても、進学する大学の偏差値レベルは50~55ほどということになりますね。
(もちろん、努力次第で上を目指せます!)
この理由としては、受験者層の違いにあります。
ほとんどの中学生が高校受験をするのに対し、
大学受験は全員がするわけではありません。
就職や専門学校受験の生徒が抜けるので、受験者全体のレベルが少し上がるわけです。
大学の志望校を決めるときは、
「自分は偏差値50の高校に合格したから、偏差値45の大学は楽勝だ!」と
勘違いしないよう気を付けてくださいね。