とうとう夏休みが始まりますね。
普段よりも自由な時間の使い方ができる夏休みだからこそ、
ぜひ皆さんにおすすめしたいことがあります。
それが、“本をまるまる一冊読むこと”です。
皆さんも、普段から国語の授業やテストで評論や小説に触れているとは思います。
しかし、それらの多くは、全体の一部分だけを抜粋したものではないでしょうか。
そこで、時間がある夏休みだからこそ、抜粋された一部分のみならず、
評論なら評論の、小説なら小説の、
“全体を通した流れ”に触れてみてほしいんです。
“全体を通した流れ”とは、
評論でいうと、例えば
前置き→語りたいことに関する一つひとつの事柄の紹介→事柄同士の共通点を見つける
といった流れ。
小説でいうと、例えば
起→承→転→結
といった流れ。
こういった“文章の流れ”をつかむことが、
国語力を上げるうえでとても大事なことなんです。
そして、この“流れ”は、抜粋した一部分だけではなく、
一冊の本を最初から最後まで読んだ時にこそ、よく分かります。
ぜひ、毎日少しづつでいいので、
一冊まるまる本を読むことで、
“文章の流れをつかむ”経験をしてみてください。
読む本の種類は、活字のものなら何でもいいですよ!
書店や図書館で興味がわいたものを手に取ってみてください。
皆さんがステキな一冊に出会えることを願ってます☆