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家庭教師のマナベスト 福島県 スタッフブログ

【数学】自分の解答と模範解答
じっくり見比べてみよう

2022/07/23

数学の記述問題は、

テストの受験者が

①正しい方法で答えにたどり着こうとしたか

を見つつ、

②採点者を説得するために必要なことが書かれているか

を見ています。



採点者は①を見ることで

「公式を使ってこの値を出すところまでは出来たんだな…」

「図形のここに補助線を引くところまでは出来たんだな…」

といったことが分かり、最終的な答えが出なかったり、間違っていたりしても

部分点をくれます。



また、②を見ることで

「最終的な答えはあってるけど、途中過程を飛ばしてるな」

「答えとしてはあってるけど、『a>0なので~』といった、重要な条件に触れてないな」

と分かり、答えがあっていたとしても、記述の面で減点してきます。


つまり。数学で得点する上で、①、②はいずれもとても重要な能力なんです。

そして、実はこの能力は、数学力そのものでもあります。


なぜかというと、

数学は、

“主観的”(自分だけでそう思うこと)に

「この答えはコレのはずだ!!」と言ってもダメで、

客観的な正しさ(十分な数学力がある人なら誰が見ても「そのとおり!」とわかること)が

絶対に必要だからです。

誰が見ても正しいとわかるためには、正確な記述が欠かせませんよね。




さて。では、どのようにしてその能力が身につくかというと、

それがタイトルにも書いた「模範解答と自分の解答を見比べてみる」ことです。


数学の模範解答には、答えが出るまでの手順が、

必要かつ十分な量、最も洗練された形で書いてあります。


それを見ながら、

「なんでここに、この一文が入ってるんだろう?」

と考え、先生に質問してみたり、

「式変形の過程はこうやって書くといいのか!」

と記述法の参考にする習慣をつけると、

数学力、そして数学の記述力は格段にアップします。





いままで、

「記述問題の模範解答でも最終的な答えしか見てなかった」

という方も、

「模範解答をなんとなくでしか見てなかった。」

という方も、

今回ご紹介した「模範解答と自分の解答を見比べてみる」ことを、

ぜひやってみてくださいね。