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家庭教師のマナベスト 三重県 スタッフブログ

【数学・理科】公式や定理を覚えるとき……

2022/08/06

『幼年期の終わり』『2001年宇宙の旅』などの小説で知られる

SF作家、アーサー・C・クラークは、

自身のエッセイの中で

「十分に発達した科学は、魔法と区別がつかない」

ということを言っています。


これはどういうことかというと、

例えばみなさん、インターネットには日常的に触れているかと思います。

ではみなさんの中で、インターネットがどのような技術で成り立っているかを

説明できる方はどれくらい居るでしょうか?


ほかにも、テレビの液晶の仕組み、CDから音楽を読み取る仕組み、

冷蔵庫や電子レンジの仕組み、カメラやマイクの仕組み、などなど……

これらがどういった原理で動いてるか、わかりますか?


こうして見てみると、私たちの周りには

「なんで使えてるのか分からないけど、日常的に使えてるもの」が

山ほどあります。


クラークはこのことを指して「魔法と区別がつかない(原理が説明できない)」と言いました。

(表現がカッコいいですね!)




さて、前置きが長くなりましたが、

今回お話ししたいのはタイトルにもある通り数学と理科のことです。


というのも、

数学が苦手な方、数学をもっともっと伸ばしていきたい、という方にお願いしたいのが


“「公式や定理」と、「魔法」の区別がついてほしい”


ということなんです!


これは言い換えると、

公式や定理がなぜ成り立つのかを説明できるようになってほしいということです。




数学と理科では、公式や定理を使って問題を解くことが多いと思います。

例えばテストを受けるときには、公式を覚え

それに、問題で与えられた条件を当てはめることが必要になりますね。


この時、数学や理科が得意な生徒さんなら、

公式の文字(xやaやθ)に、与えられた条件を適切に当てはめることができ、

正しい値が求められます。


しかし、数学や理科が不得意な生徒さんは

たとえ公式を覚えてたとしても、

与えられた条件をうまく公式に当てはめられません。

結果、正しい答えを出すことができなくなってしまいます。


「公式は覚えてるのに問題が解けない」

こうした状況に陥るいちばんの原因が

“公式の理解が浅い”ことです

もし何か公式を使うには、

公式の中の文字が何を意味するか、

また、どのような根拠でその公式が成り立つかについて

ちゃんとわかっていないといけないんです。


数学や理科の公式は、

テレビやスマホと違って

「なんで使えてるかわからないけど使う」

という態度では、うまく扱えないということです!



公式や定理がどういった原理で成り立つかは

教科書に説明や証明が書かれていると思います。

ですので、新しい公式や定理に出会ったときには、

それが“なぜ成り立つか”もしっかり理解して、覚えるようにしてくださいね!