「観葉植物や生い茂る木々の緑を見て、心が落ち着く」
「標識に描かれた黄色と黒の模様を見て、注意をひかれる」
といったように、
“色”は人間の心理や脳に特定の効果をもって働きかけます。
このことは、
私たちが授業中や家庭学習のなかで教科書などに書き込む
メモについても言うことができます。
多くの生徒さんが持っていると思われるペンの色、黒・青・赤についてお話しすると、
黒:標準的に使われる色で白地の紙の上では見やすく、
長文のメモを残す際にはとても向いているのですが、
教科書にもともと印字されている色と同じであるため
“目立ちにくい”という欠点もあります。
青:教科書の中では比較的目立ちやすいですし、
青色には心を落ち着かせる効果があるため
学習に最適だともいわれています。
一方で、私たちは黒色の文字で書かれた文章に慣れているので
あまりに長すぎるメモをとると少し読みにくくなる、という欠点もあります。
赤:最も目立ちやすい色ですが、
赤色には心を騒がせる効果があるとも言われており、
なにかを記憶するには向いていないと言われています。
また、長い文章を書くと読みにくくなってきます。
以上の特徴から、
『3行以上の長いメモ』→黒いペンで書く
(目立つように色ペンで枠を書くといいかもしれません)。
『2行程度のメモ』→青いペンで書く。
『「重要!」や「注意!」などの短いメモ』→赤いペンで書く。
といったふうに使い分けるのがいいと思います!
今回ご紹介したのは、あくまで使い分けかたの一例ですので
みなさんも“メモの色の効果”について気を遣ってみて、
ご自身に合った色の使い分け方を模索してみてくださいね!