夏ごろになると、
難しめの参考書に手を出す生徒さんが多くなるように思います。
例えばその理由が、
「今までやってきた参考書を完璧にマスターしたので、次のレベルのものが必要」
ということなら分かりますが、
「思ったように学力がついてない……」という焦りからだったり、
「難しい問題を完璧にマスターすれば、その過程で基礎的な内容も理解できるはず」
と、近道になるんじゃないかと思って難しい参考書をするのは、かなり危険です。
というのも、勉強はどうしても基本→発展の順に積み重ねていかないと伸びないものですから、
基本がおざなりな状態で難しいものに手を出したとしても、成果にはつながりにくいのです。
また、その難しさから、勉強に嫌気がさし、取り組み方も中途半端になってしまうでしょう。
結果、参考書代と、膨大な時間を浪費してしまいます。
勉強は、基本、基礎を固めることが実は一番の近道です!
学力が伸び悩んでるとき、焦ってるときほど、
基本に立ち返って、
・理解が曖昧になってるところがないか
・知識が欠けてないか
・典型問題の処理に慣れているか
といったことを確認するため、
比較的簡単(基本的)な参考書を重視するようにしてくださいね。