世界には古いものから新しいものまで、数多くの宗教があります。
そのなかでも特に影響力が大きい宗教を3つ合わせて
『世界三大宗教』と言ったりします。
世界三大宗教の一つ目は
キリスト教
です。
イエス・キリストを信仰するこの宗教は、ヨーロッパを中心に世界中に信者を持ち、
世界人口の31%が信者だと言われています。(最も信者数の多い宗教です)
これはつまり、世界の三人に一人ほどがキリスト教徒だということですので、
すごい数です。
キリスト教は聖典に聖書を持っていますが、
その解釈をめぐって教派が分かれ、教派ごとにさまざまな教えがあります。
二つ目は
仏教
です。
釈迦(ゴータマ・シッダールタ)を開祖とするこの宗教はインドで生まれ、
東南アジア、南アジア、東アジア(日本など)に広く伝わりました。
信者数は5億人ほどと言われています。
教義は、苦の“輪廻”からの“解脱”を中心としたもので、
インド哲学思想に結びついていますが、西洋圏にも一定数信者がいます。
日本人だと、仏教寺や葬式などで関りがあり、
身近に感じやすいものかもしれませんね。
三つ目は
イスラム教
です。
イスラム教はアラブで生まれた宗教で、
信者は唯一絶対の神、アッラーを信仰しています。
信者数は16億人と言われており、
アラブ、北アフリカ、東南アジアなどで信徒が多いです。
イスラム教は、『クルアーン』を啓典にもち、
偶像崇拝(絵や像に向かって祈ったりすること)を
徹底的に排除しています。
また、食に関する制約が厳しく、豚肉や、正規の手段で屠殺されていないものは
口にしてはいけません。
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宗教に関する事柄は、テストで問われるのみでなく、
社会を見て考える上で重要な要素の一つになります。
最近だとテロや政治との癒着などよくないニュースで聞くことが多いですが、
その背景にある宗教的思想や変遷を調べてみると、勉強にもなるし、面白いと思いますよ!