冬休み明け、久しぶりの学校生活が楽しみなお子さんも多いかと思いますが、
どうしても学校に行きたくない事情があるお子さんもいらっしゃるかと思います。
学校があったころは毎日頑張って登校できていたとしても、
冬休み中に気が抜けてしまい、明けても行けなくなってしまったり、
部活や遊びの中で同級生との関係性が気まずくなってしまったり、
生活習慣の乱れを治せず、気力がわかなかったり……。
いろいろな原因より、
長期休暇明けは不登校になりやすいタイミングだと言われています。
このような、お子さんにとって学校がとても脅威になっている状況下では、
やはり親御さんのサポートがとても重要になってくると思います。
不登校のサインは一見しては分かりづらいかもしれませんが、
・同級生の話をしたがらなくなった
・プレッシャーから、新学期が近づくにつれ体調不良になっている
・ため息が多かったり表情が暗かったりする
といったことに注意し、いつも以上に気をかけてあげてください。
そして、もしお子さんが「学校に行きたくない」と言い、その理由を話してくれたなら、
それが休まないとしょうがないことか、お子さんと相談しつつ総合的に判断し、
登校が難しそうならその意志に寄り添ってあげるといいと思います。
また、お子さんが理由を話しづらそうだったり、登校できるかの判断が難しい場合は、
電話やメールの相談窓口や、担任やスクールカウンセラーなどの
外部機関に頼ることもひとつの手かと思いますので、紹介してあげるといいかもしれません。
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親御さんからしたら不登校というのは、決して外聞のいいものではないですし、
「不登校なんてけしからん!」という声も、まだまだ少なくないかもしれません。
たしかに、学校は、毎日通うメリットも多くある場所だとは思います。
ですが、精神的に未熟な子供が集まる場所ですから、いろいろな問題も出てくる場所だとも思います。
そんな中、繊細で傷つきやすい思春期の子どもが
心を病んだり、体調を崩すほどの精神的苦痛を負いながらも通うというのは、酷に感じます。
冬休み明け前後は、いつも以上にお子さんの様子を気にかけて、
話し合うときは優しく、冷静に話し、お子さんにとって良い選択をとれるようにしてあげてくださいね。