【全学年対象】
動画で勉強するときの注意点
2023/01/21
今どきの生徒さんにとって、「動画で勉強」というのは当たり前のことかもしれません。
YouTubeなどの動画サイトではたくさんの講義動画や解説動画があります。
なにか勉強で分からないことができた時には、動画サイトで調べてみれば
分かりやすい講義動画などがたくさん出てきます。
また、動画で勉強する際には教科書や文房具などが要りませんし、場所も選びません。
電車の中でもベッドの上でもいつでも勉強ができます。
こう聞くと、勉強は動画だけで十分、動画が最良の勉強法、と思いがちですが、
実は、動画で勉強をする上ではいくつか注意点があるのです。
まず一点目として、動画を使った勉強ではアウトプットができない、という点です。
アウトプットとは、事前に頭に入れた知識を、目の前の問題に当てはめて使うことです。
人はインプット(頭に入れること)とアウトプットを繰り返すことで記憶を確かにしていきます。
しかし動画は、見るだけ(インプット)で完結してしまいます。
ですので、それだけを繰り返していても、
いつまでも“知ってる気がするけど解けない”という状態から抜けられないんです。
動画で授業や解説を聞いた後は、お手持ちの問題集などで類題を解いてみて
自分でも手を動かして解いてみるようにしましょう。
二点目の問題点として、復習管理がしづらい、という点があります。
今日、動画サイトには無数の動画があり、それは日々増え続けています。
そうして新しい動画を追いかけてばかりいると、復習が足りず、いつまでも頭に定着しません。
動画サイトで勉強する際には、手当たり次第に見るのではなく範囲を絞り、
また、復習するものについてはお気に入り登録などをして
上手く計画・管理する必要があるということです。
動画が便利であることは間違いないですが、
使い方を誤ったり、「なんとなく」や「楽だから」といった理由で使っていては
成果につながらないということを、覚えておいてくださいね。