バナー
バナー
バナー

ホーム > 対応エリア > 長野県 > スタッフブログ > 【中学生】算数と数学の違い

家庭教師のマナベスト 長野県 スタッフブログ

【中学生】
算数と数学の違い

2023/02/05



「小学校の算数は得意だったのに、数学となると苦手になった」

という生徒さんを見かけることがあります。


そういった生徒さんの中には

必要な勉強時間を確保できなかった子もいると思いますが、

ちゃんと勉強していたのに出来なくなってしまった子もいます。




なぜ数学になるとできなくなる生徒さんがいるか。

それは、算数と数学が微妙に違う教科だからです。





実は、算数は【覚える】面が大きい教科です。

九九を覚えたり、少数や分数のルールを覚えたり、

「距離・速さ・時間」の関係を覚えたり…。

極端に言ってしまえば、そういった覚えたことを、問題文に当てはめるだけで答えが出るのが算数です。




一方、数学は【考える】面が大きい教科です。

公式が成り立つ条件を考えたり、範囲とグラフの関係を考えたり、

有理数と無理数について考えたり…。

数学では、【覚える】だけで解ける問題はほとんどなくなります。





数学が苦手になってしまった生徒さんは

【考え】ようという姿勢が欠けているからではないかと思います。




そこで、考えるための訓練としてひとつの方法をお伝えしたいと思います。

それは、解いた問題を「説明する」習慣です。


基本的な問題でも、

解けたあとに「なぜこれが答えと言えるか」を自分自身に説明しましょう。


もし解けて答えが合っていたとしても、

答えまでの道のりが説明ができないとしたら、それは「理解してる」とは言えません。

ほんの少しずらした類題になると、とたんに解けなくなってしまうでしょう。



また、

「教科書に書いてあった公式を当てはめたら、この答えになったから」

のような、“浅い”説明でもいけません!(それだと算数への取り組み方になってしまってます)



公式を使ったなら、その公式の成り立ちから分解し、

目の前の問題に対応させていった経緯を言葉にしましょう。


(その際、教科書に書いてある【公式の証明】が役に立つかと思います。)



「この問題に関することなら、知識のない下学年の子にでも、1から全部説明できる!」

と言えて初めて、数学では「理解した」と言えるんだと思ってくださいね。




また、一つの問題に対しても

「数字が少し違ったら」「角度が90違ったら」「不等号の向きが違ったら」

といった“仮定”について考えてみて、

その答えと説明を自分で出来るようになると、

どんどん数学への理解度が上がっていくと思います!




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「算数は得意だったけど数学は苦手…」

という生徒さんは自分には向いてないんだ…と諦めてしまいがちです。


大事なのは数学への向き合い方です。

「数学は考える教科」と意識を変えて、向き合ってみてくださいね。