「approach」は日本語で「近づく・取りかかる」という意味です。
通常、数学の問題などで「アプローチ」というときには、
「どうやって解答まで近づいていくか」という意味で使われます。
例えば、数学の問題で「○○を求めなさい」という問題を見たとき、
「公式」や「知ってる解法」といった手元の武器を思い浮かべ、
いくつかのアプローチを考えるかと思います。
いくつか浮かんだアプロ―チのうち、適切なものを選べたなら、
正解に近づき、たどり着くことができます。
逆に、間違ったアプローチを選んでしまうと、
いつまでも正解にたどり着くことができず、
何度も同じような計算を繰り返したり、見当違いの値を求めてしまったりします。
こうなってしまうと、問題が解けないのみならず、膨大な時間を浪費してしまいますね。
数学力を上げ、問題を解けるようになるためにまず大事なのは、
①「公式」や「知ってる解法」といった武器を確実に覚えること
②「①」から、いくつかのアプローチを浮かべられるようになること
③浮かんだアプローチのうち、正解に辿りつけるものを選べるようになること
の3つと言うことができると思います。
特に③について、
この力がないと、せっかく①と②が出来ていたとしても
テスト本番では膨大な時間を浪費してしまうことになります。
普段の問題演習から“アプローチを吟味する”ことを意識して、
訓練していきましょう!
具体的には、解答を本格的に書き始める前に、
「これをこうして行ったら…、あの法則が使えて…答えが出るはず…」
と、思考やメモの段階で、答えまでの道筋が読めるようになると、
アプローチを間違えることは少なくなると思いますよ!