皆さんの中には「この勉強だったら楽にできるな~」というものはありますか?
勉強には、頭が疲れるものや気力が必要なものが多くありますから、
楽にできる勉強があると息抜きになっていいですよね。
ただ、勉強の教科というのは、その性質上どうしても難しいもので、
ちゃんと勉強すれば相応に体力が削られるものです。
逆に言うと、体力が削られるような勉強こそ、その教科の本質をつかみうる勉強なんです。
そこへいくと「楽な勉強」というのは、
もしかしたらそれ自体はあまり実りのない勉強になっているかもしれません。
例えば、「楽な勉強」には以下のようなものがあるかもしれません。
・教科書に書いてあることを、きれいにノートに写し、大事なところに色を付ける
・過去に間違えたことをノートにリストアップする
・理科の教科書にある図を、見ながらノートに模写する
こういった「楽な勉強」は、頭を使わないで済むという点で、
勉強というよりはむしろ「作業」というべきものかもしれません。
もちろんこういった「作業」自体が無意味なものとは言いません。
まとめたりノートを作ったりすることはより効率的な学習につながります。
しかし、「作業」だけで終わってしまうのでは意味がありません。
大事なのは「作業」を「学習」につなげることです。
作ったノートやリストをもとに、頭を使う勉強をする。
つまり、「楽」とは言えないようなハードな思考や繰り返しや演習をする。
そうすることによって、作業は成果につながります。
「作業」自体を否定はしませんが、
“いま自分がしてるのは、勉強か作業か”
“自分が勉強から目を背けて作業ばかりしていないか”
ということを気をつけると、
学力UPのための最短ルートが見えてくるかもしれませんよ。