「英語についてある程度わかっているはずなのに、リスニングは苦手でいつも何問か落としてしまう。」
そんな生徒さんが英語の文章が聴き取れないのは、英語力の問題ではなく、
文章における空気・流れを読めていないからかもしれません。
リスニングの問題を大きく二つに分けると【会話】と【スピーチ】があります。
そしてそのどちらについても、会話にはその時々の「空気」、スピーチには自然な「流れ」というものがあります。
このことを聴き分けや理解の助けにできると、リスニングの苦手意識は少なくなるかと思います。
例えばAさんとBさんによる会話文の音声を聴いていて、Bさんの言ったことがよくわからなかったとします。
しかし、その後のAさんのセリフで何かしらの感情(驚きや怒り)が表現されていれば、
遡ってBさんの言ったこともある程度推測できます。
これが会話文における「空気」を読むということです。
登場する人物の感情や状況などにも気を配りながら英語を聴き取るようにするといいと思いますよ♪
スピーチも同様で、重用なのは「流れ」をつかむことです。
スピーチは何かを伝えるための文章ですので、音声も伝わりやすい構成になっています。
その構成を読むことで、スピーチがこれからどのような展開になるかを予想することができ、
それが英語を聴き取ることの助けになります。
「今何について話してるか」「スピーチの構成の何の部分か」などを考えつつ聞くといいと思いますよ!
こういった空気・流れを読む力は、そのことに気を配りつつ何度もリスニング問題を解いていくことで
身についていくかと思います。
純粋に「全英文、英単語の隅々まで聞き分けないと!」と肩肘張らず、
頭の3割くらいは、文章の空気・流れを読むことに使うようにしましょう。