イマイチ数学の学力が伸びない生徒さんには、「雑に解く」癖がついてしまっている場合が多いです。
・途中式がぐちゃぐちゃで整理されていない
・図形やグラフが雑で見づらい
・無根拠に公式に数値を当てはめるだけになっている
こういった状態の多くは、雑に解いてしまっているから起きることです。
「最終的な答えさえ合ってればいいんでしょ?」
「なるべく頭を使わず、早く問題を終わらせたい」
このような態度で取り組んでいると、雑に解くことにつながりがちです。
最初のうちはこれでもある程度の点数が取れることもあるかもしれませんが、
実は、数学という教科の本質からはどんどん離れていってしまいます。
気づいた頃には「勉強してるつもりなのに全く伸びない」という“数学スランプ”に陥ってしまいます。
数学は考える力を付ける教科です。
知識や理解を元にとにかく厳密に考える、つまり「雑」とはまったく真逆な態度なんです。
あるいは、数学の勉強は筋トレと似た面があると言えるかもしれません。
筋トレは「ゆっくり正しいフォームですることが大事」
「鉄アレイを間違ったフォームで100回上げるより、正しいフォームで10回上げる方が効く」
と言われます。
数学もまさにそうで、じっくり考え、正しい思考経路をたどり、それを解答にすることが全てです。
宿題や問題集も、雑に100問解くより、じっくり10問解く方が、長期的な力になります。
いま、最初に箇条書きでかいたような特徴に当てはまる方はピンチです!
普段の宿題などから少しずつ、“丁寧にじっくり解く”習慣をつけていってくださいね。