定期テストに不安な教科がある場合、
テスト範囲を徹夜で詰め込む“一夜漬け”で難を逃れようとする生徒が出てきます。
範囲の内容が全然分からずこのままじゃ赤点だという生徒さんにとっては
一夜漬けは最後の頼みの綱かもしれません。
しかし、本質的な学習のことを考えると、やはり良いものとは言えません。
まず、一夜漬けで覚えたことはテストが終わるとすぐに忘れてしまいます。
本来記憶は何度も反復しないと定着しないのに、一度きりで、しかも寝不足の頭で記憶しようとしても
定着しないですよね。
また、個人的に一夜漬けの最もよくないと思う点は、テスト期間後の体調に影響することです。
テスト期間が終われば、テストの返却があります。
その時、帰ってきたテストの見直し・復習をしっかりするかどうかで、
学習の到達度が全然変わってくるものです。
つまり、テストは点を取ることが目的なのではなく自分の弱点を知ることが目的と言えますし、
テスト期間以上に見直しに時間と力を割くべきとさえ言えるかもしれません。
そんな中、もし一夜漬けでテスト期間を乗り越えてしまった場合、
テスト後は疲れと寝不足で見直しどころではありません。
頭では漠然と
「見直ししなくちゃ…」
と思いつつ、いつの間にか日が経ち、やがてテストの見直しのことなど忘れてしまいます。
これではテストを受けた意味がありません!
テスト後、返却後にすぐ、十分な気力で見直し・復習に向かえるよう、一夜漬けを避けましょう。
毎日コツコツ勉強すれば、辛い一夜漬けをせずに済むし、長期的な力がつきますよ♪