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家庭教師のマナベスト 福井県 スタッフブログ

【全学年対象】
記憶力を上げるには

突然ですが、人間をはじめとした多くの生き物に、

なぜ“記憶力”というものがあるかを考えたことはありますか?


生き物のそれぞれの特徴は、その種の生存・繁栄に有利なように

世代が進むにつれ“進化”して獲得するとされています。

その進化論から考えると、記憶力というのもやはり

「生存に有利」だったから得られたのでしょう。




例えば、原始の人類にもし記憶力がなかったとしたらどうでしょうか。

ある人が一度毒キノコを食べて危険な目に遭ったとしても、

そのキノコの特徴や、危険な目に遭ったことも忘れてまた食べてしまいますね。

他にも自分の家の場所や帰り道も忘れるし、仲間と敵の区別も忘れるしで、

とても長く生きていられなさそうです。


また、なにかとても美味しい食べ物を見つけたとしてもそのことを忘れてしまいますし、

楽しい遊びを見つけたとしても忘れてしまいます。

このように“好きなこと”を忘れてしまうのもストレスが溜まり、結果的に生存に不利になりますね。



つまり動物は“生きるための必要性”や“好きなこと”のために記憶力を手にしたと推測することができます。





そして、そうして得た記憶力は、その性質を保ったまま現代の私たちにも受け継がれています。

これはつまり、私たちの“記憶力”は、覚える対象の“必要性”や“好き度合”の大小によって

強くなったり弱くなったりするということです。



皆さんも、命にかかわるような危険なこと、例えば

「事故に遭いそうになった交差点」「ひどい食中毒になった食べ物」「不審者の特徴」など

こういったことは、一度の経験でバッチリ覚えられるのではないでしょうか。

これはこういったことを覚えることが“必要”で、脳が記憶しようと働くからです。


また、好きなこと、例えば

「アイドルグループのメンバーの名前」「おいしかった料理」「ゲームの設定」

なども、苦労もなしにいつの間にか覚えてしまうものです。

これはやはり、“好き”だからです。





さて、勉強する際の記憶力に関しても、

教科の内容を“必要”や“好き”だと、深く思い込むことで上昇が見込めます。


最初は自己暗示で構いません。

「この単元の勉強は自分にとって大事だ」と思い込むようにしてみたり、

教科の面白さを誇大に受け止めたりしてみましょう。


そうしているうちに本当に教科の内容が“必要”で“好き”になってきて

結果、いつの間にかそれに関する記憶力がアップしているかもしれません。



1点注意があるとすれば、周囲の大人が怒鳴ったり恐怖を与えて

子どもに「勉強しないと…!」と必要性を感じさせたとしても、同じ効果は得られないということです。

というのも、それは勉強自体にでなく、自分に降りかかってきた脅威に対して反応しているだけなので、

勉強の内容とは結び付かないのです。

また、ストレスのかかる環境では脳のパフォーマンスが落ちますし、

勉強が“嫌い”になったら更に記憶に悪い影響が出ます。




能動的に「これは必要」「これが好き」という気持ちが湧くように、

勉強中の気持ちや勉強内容を工夫してみてください。

これまでの自分より記憶力がアップしているのを実感できるかもしれませんよ♪