心理学の世界では、人間は「“得をする”より“損をしたくない”気持ちの方が強くなりやすい」
という傾向が見出されており、これは『損失回避バイアス』と呼ばれています。
もちろんこれは単なる傾向なので個人個人で程度の差はありますが、
確かに未来の“得”による喜びと“損”によるストレスを想定して比べると、
“損”を回避したがる気持ちが大きい人の方が多そうですよね。
さて、今回のタイトルにある「サボり防止の考え方」は、
この『損失回避バイアス』に似た性質を利用するものです。
まず、勉強しないといけない、しかし面倒くさい、そんなときには、
「勉強しなかった場合の自分」を想像してみてほしいんです。
勉強しなかった場合、
・宿題が期限までに終わらないかもしれない
・夜遅くまでダラダラ過ごして後悔するかもしれない
・テストでひどい点数を取るかもしれない
以上のような、勉強しなかった場合の“損”を想像してみると、
脳は「損を回避したい!」と強く思い、体が勉強に向えるずです。
また、ついでに勉強した場合の“得”について考えてみるとさらに良いでしょう。
・明日の授業で当てられても答えられそう
・勉強に集中し、充実した時間を過ごせそう
・勉強後のリラックスは格別なものになりそう
“得”の感情は、勉強に対する気持ちをいくらかポジティブなものにしてくれると思います。
人間、漠然と「勉強しないとな~」とだけ思っていても、なかなか行動に起こせないものです。
そんな時は、勉強をした場合、しなかった場合のそれぞれの損得を具体的に想像することで
自然とモチベーションが湧いてくるかと思いますよ♪
ぜひ参考にしてみてくださいね。