毎年、少子化が進んでいるにもかかわらず不登校の子は増え続けています。
みなさんそれぞれに、学校から気持ちを遠ざけさせる“なにか”があるのでしょう。
確かに、思えば学校はなかなかハードな環境です。
毎朝早くから登校しないといけないし、苦手な人とも関わらないといけないし、先生に怒られたりもします。
すんなり適応できてしまう子もいる一方、適応できない子がいたとしても全く不思議でない事のように思えます。
今回不登校の子に伝えたいことは、「環境はいつか変わる」ということです。
時間が経てば、進学、就職などしていくことになります。
そして、皆さんの気持ちを学校から遠ざけている“なにか”は、新しい環境にはまったく無いものかもしれません。
また、義務教育の学校と違い、新しい環境は自分で選べるようになっていきます。
小・中学校まではほとんど選択肢も無く近場のところに入るしかなかったかもしれませんが、
高校進学、大学進学、就職と、段階を踏むにつれどんどん多様な選択肢が広がっていきます。
例えば、高校の進学先は自分にとって合いそうな高校を受験できますし、
大学だと授業を自分で選べるのでさらに自由度が上がります。
就職に関しても、人と関わるのが苦手であればなるべく人と関わらない仕事を選ぶことも出来るでしょう。
つまり、もしいま学校に行けてなくて挫折感やコンプレックスがあったとしても、
だからといってその先の将来までを諦める必要は全く無いということです。
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ただし気を付けてほしいのは、誰もが完全に自由に選択肢を選べるわけではないということです。
試験に受からないと希望の学校には行けませんし、希望の仕事に就くにもになにかしら努力が必要です。
つまり、いま学校にいけないのはしょうがないとしても、
新しい環境を選ぶための努力は出来るならしておいた方が良いということです。
「好きなことを極める」「得意なことを伸ばす」、なんでもいいですが
なにもすべきことが思い浮かばないという方は、
とりあえず学校の教科の勉強をしておくのは悪くない選択肢だと思います。
学校の入学試験の多くは教科の出来次第で測られるものですし、
国数英理社の五教科は、何をするにしても応用の幅が効く、汎用性が高いものだからです。
学校に行かなくとも、少なくとも勉強自体はできます。
もちろん精神的に辛い場合はしばらく休むことも必要なのでその限りではありませんが、
やれそうな方は、将来自分に合った環境を選ぶためだと思って頑張ってみてください!
応援しています!