受験生にとっての夏休みは、それまでの夏休みとは大きく違うものです。
授業も無いし、大半の部活は引退しているので、完全に勉強を生活の中心に据えることができます。
勉強の内容についてもかなり自由が利きます。
丸一日、ひとつの教科のみをやり続けることもできますし、過去問とじっくり向き合うこともできます。
つまり、いつ勉強するかも、何を勉強するかも、本人にある程度任されるということです。
このことは多くの子を戸惑わせることでもあります。
というのも、普段は学校にある程度管理してもらっているため、
自分で計画を立て実行することに慣れていないのです。
何をすればいいかわからないまま学校の宿題だけをやって残りの時間を無為に過ごしてしまったのでは、
悔いが残る夏休みになってしまいますね。
慣れないうちは大変かもしれませんが、生活のサイクルと現在の学力を考慮して
日々のスケジュールと長期的な計画を立てるようにしましょう。
基本になる考え方は「合格から逆算する」ことです。
合格するために必要な知識・能力を洗い出し、自分に足りないものを補っていきます。
目標に向かって自分で課題を設定しクリアしていく経験は、
夏休み以降の受験生生活にとっても、そのさらに先の将来にとっても役に立つものだと思いますよ♪
受験生としての夏休みは皆さんにとって辛く大変なものかもしれませんが、
過ごし方によっては大きく成長するチャンスにもなります。
夏休みが終わった後に悔いが残らないよう、全力で走り抜けましょう!