受験生が抱きがちな【社会・理科】に関する悩みとして
「短答、記号の問題は答えられるけど、記述になると答えられなくなる」
というものがあります。
記述問題は配点が大きく他との差が付きやすい所なので、ぜひとも攻略したいところですね。
記述問題が書けない原因は、必ずしも「勉強不足」とは限りません。
必要な知識があったとしても、国語力や、これまで記述問題を解いてきた経験の少なさなどが
原因になっている場合もあります。
持っている知識をちゃんと記述答案に落とし込むことができるように、
今回、特に受験生の皆さんに実践してほしい方法があります。
それは【解けなかった記述問題の解答を、暗唱できるくらいに丸暗記する】です。
普段、模試や過去問を解いたうえで、「分からなかった・書けなかった」という問題の模範解答を
暗唱できるくらいに丸暗記してほしいのです。
実は、記述問題で問われる内容というのはそれほど多様なわけではありません。
過去問などを遡ってみると、ほぼ同じ内容の記述問題が繰り返し出されていることに気がつきます。
もちろん、まったく同じ問題が出されるわけではないかもしれませんが、
似た問題に対する解答を覚えておけば、それをほんの少し変えるだけで完璧な解答を書くことができます。
記述問題に対応するために大事なのは、「解答のフォーマット(形式)を知る」ということです。
「この手の問題にはこういう解答」というパターンさえ掴めば、
記述問題も『いつものこの解答でOK~』と、楽勝になります。
『記述の解答を丸暗記するなんて無理じゃない!?』
と思った方もいるかもしれませんが、意外とできるものです。
第一に、自分がどんな問題を問われたかもセットで覚えること。
第二に、ふと思い立ったときに頭の中でそらんじること。
第三に、部分採点の対象となる、ポイントを重視して覚えること。
これらを意識すれば、30字程度の解答であれば2~3日で覚えられると思います。
また、過去解けなかった記述問題の解答だけをまとめたプリントなどを作るのも効果的だと思いますよ!
「似た問題の解答を完全に覚えてる」ということは、
ほとんど「答えを見ながらテストを解ける」ことと一緒です!
一度書けなかった問題、出会うたびに空白にして飛ばしてた問題など、
思い切って解答を丸暗記してみてはいかがでしょうか♪