勉強が苦手な子には、自分が何が分からないかもわからない、という状況の子が多いです。
今習っている範囲のみならず、前までの範囲についても抜けがあるため、
どこから手を付けたらいいのか分からないんですね。
こういう時の第一の対処法は、やはり人に教わることです。
自分よりよく教科について理解している人なら、横で見ているだけで何処に問題があるのかが分かります。
家庭教師ならマンツーマンで長時間教えてもらうので、そうやって遡って指導してもらうのにとても向いてますね。
ただ、なにか都合で指導を受けられない場合は、自分の力で分からないところを見つけ出さないといけません。
そんな時には、自分の疑問をできるだけ具体的にしていく必要があります。
まずは目の前の分からない問題について、その疑問点を出来るだけ具体的に考えてみましょう。
そして出てきた疑問点を、紙に文字として書き込みましょう。書いてみることで考えるべき疑問点が明確になります。
そうして疑問点を書いてみると、その疑問の中にまた新しい疑問点が見えてくるものです。
例:疑問点1「AAだとBBになる、って書いてあるけど、なんで?」
→疑問点2「そもそもAAって正確にはなんだっけ?」
と言った風にです。
そうして出た疑問点2についても、また新しい疑問が出るかもしれません。
疑問点3「AAの解説を見ていると、CCという言葉が出てきたけど、それってなんだっけ?」
といった風にです。
このようにして自分の疑問点をどんどん深堀りしていくことで、
自分が分からなくなっている根本までたどることができます。
そして根本が分かったら、そこからドミノ倒しのように現在習ってる範囲まで理解を進めていきましょう。
改めて、ポイントは、「疑問点を具体的にし、紙に書いていく」ことです。
こうして“分からないところ”を分かるようにしていく力がつくと、自習が上手くなり、
それはきっと一生モノの大事な力になると思いますよ♪