よく「テストを解くのが遅い」という悩みを持つ生徒さんがいます。
せっかく事前に勉強してきたのに、テスト中の時間が足りなくて力を発揮できないのは残念ですよね。
しかし、「自分は頭の回転が遅いのかな…」と悩むのはまだ早いかもしれません。
いまテストを解くのが遅い子でも、普段とは少し違う意識を持って勉強することで、
解くのがスピードアップするはずです。
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まず、解くのが遅い子は、おそらくテスト中に手が動いていない時間が長いんだと思います。
「これってなんだっけ?」「これってどうやったら解けるんだっけ?」
と、考えが頭をめぐっている時間が長く、そうしている間に時間が過ぎてしまいます。
そうしてじっくり物事を考える力はとても大事なものなのですが、テスト本番に関しては時間が許してくれません。
手が動いていない時間を減らすためには、普段の勉強の段階から準備が必要です。
その準備とは、いま勉強をしているものが、「どのように問われるか」を考え、予想することです。
普段からテストでどう問われるかを考えて準備していれば、本番中に悩むことはありません。
問題を見た瞬間に「この問題は、こう考えればいいやつだ!」と分かります。
授業を聞いたり教科書を読んだりするインプット系の勉強をしてるときは、
「この知識はどういう形で問われるかなぁ」と考えましょう。
問題集を解くようなアウトプット系の勉強をしている時は、
「こういう問われ方を良くされるんだから、次問われたときにすぐ要点が浮かぶよう覚えておこう」
という意識を持ちましょう。
これまでと同じ内容の勉強をしていたとしても、頭の片隅にこのような意識があるかどうかで
テスト本番の出来は変わってくると思いますよ♪