「模擬試験」という名前の通り、模試に出る問題は、
入試本番の形式や難易度に合ったものです。
つまり、受験生にとって模試ほど実際的な教材は無いということです。
皆さんは模試の後や返却後、どのくらい時間をかけて見直しをしていますか?
もしかしたら「まったくしない」「一日で見直す」という方が多いかもしれませんが、
それではもったいないです!
模試で出される問題は、今後も出題される可能性が高いのみならず、
それを深く理解することがその分野全体への理解につながるような問題であるはずです。
模試の復習には、目安として7日ほど使うことをオススメします。
目標は、間違えた問題や偶然当たっただけで本当は分かっていなかった問題を
その背景まで理解したうえで、自分で解答を作れるようになることです。
これは一日だけで全体を見直したとしても絶対に達せないことです。
なぜなら、一回見直して「こうすれば良かったんだ」と理解したとしたとしても、
人間の脳はスグに忘れてしまうものだからです。
7日間ほどかけて何度も同じ問題に触れることで、完全に自分のものにしましょう!
また、模試の結果には、大問ごとの平均点や皆さんの偏差値も乗っていると思います。
その結果は決して偶然ではありません!
しっかり受け止め、平均点から大きく下回ってしまった分野については
教科書や基本的な問題集に立ち返り、基礎を固めるようにしましょう。
以上、お伝えしたことは模試のみならず、過去問演習にとっても言えることです。
一度解けなかった問題は放っておくのではなく、
しばらくの間は自分の課題と受け止めてしつこく付き合っていってくださいね!