ほとんどの高校で、高一の9~11月ごろで文理選択があります。
文系に進むか、理系に進むか。
これによって二年生からの履修授業も変わり、進学する上で選べる学部や学科も狭まります。
進学先で何を勉強するかは、将来の就職先や仕事内容にも関わってくることです。
進学後や就職後に後悔しないように慎重に選びたいところですね。
今回はみなさんの文理選択の助けになるように、重視すべきだと思うポイント三点をお伝えしたいと思います。
ぜひ、「自分はどうかなぁ…」と照らし合わせながら読んでみてくださいね♪
①大好きな科目がある場合
大好きな科目がある場合、それを軸に文理を決めるのは良い手だと思います。
5教科広く勉強する高校までとは違い、大学などでは自分の専門分野を集中的に学ぶことになります。
大好きな科目について集中的に学べるなら、それほど幸せなことはないのではないでしょうか。
一方、例えば「化学は大好きだけど数学が苦手だから…」などと思って文系を選んでしまった場合、
本当はしたかった化学に打ち込んでる同級生を横目に、興味のない分野の勉強を4年間しないといけないかもしれません。
まだまだ一年生。今の苦手教科も頑張れば克服できるはずです。
②どうしても苦手な科目がある場合
これは①と逆ですが、「中学の頃からどうしても苦手でこれから先も克服できそうにない」
というレベルの苦手科目がある場合は、それを避けるような文理選択もありかもしれません。
どうしたって人それぞれ向き不向きがあるものなので、わざわざ苦手なことに挑戦して苦労するよりは
むしろ得意なことを伸ばすほうがメリットが多いこともあるでしょう。
①の場合のような「これを勉強したい!」と強烈に思うものが無く、
『必要以上に苦労したくない』『なるべく高い偏差値の大学に行きたい』と思う方は、
苦手科目を避ける文理選択をしても良いと思いますよ。
③周囲と意見が合わない場合
自分の中では決まっていても、保護者と意見が合わない場合があります。
親御さんも心配から言っているのだとは思いますが、
「理系はあなたには難しいから文系のほうがいいんじゃない?」
「将来仕事にあぶれないように理系にしといた方がいいんじゃない?」
と、本人の選択とは別の方を勧めてくることがあるかと思いますし、
もちろんそういった意見は参考になる場合もあるかと思います。
また、友達と意見が合わない、ということもあるでしょう。
文理によってクラス分けも変わってきますので、
「みんながそろって○系に行く中、一人だけ△系に行く」といった選択を躊躇している方もいるのではないでしょうか。
肝心なのは“文理どちらにしても、結局勉強するのは自分自身”だということです。
保護者や友達がどちらを勧めてきたとしても、結局勉強するときは一人ですし、
誰かが代わりに勉強してくれるわけではありません。
入試を受けるのも自分、将来仕事につく頃に就職活動するのも自分だし、その先働くのも自分です。
もし周囲の意見に流されてしまった場合、それが上手くいったならいいですが、
上手くいかなかったらどうでしょう。
「自分はこんなことしたくなかったのに…」と後悔ややるせなさが残ることになるかもしれません。
保護者の意見や友達との事、また、教師の意見なども考慮に入れつつしっかり相談して、
最期はちゃんと「自分で決めた!」と言い切れるように選択することが、長い目で見ると重要なことのように思えます。
○まとめ
以上、①大好きな科目がある場合 ②どうしても苦手な科目がある場合 ③周囲と意見が合わない場合
という三点で文理選択について考えてみました。
冒頭にも書きましたが、高校生活やその先の大学、仕事などにも関わってくる大事な選択です。
しっかり悩み、相談して、最期は自分の意志で決められるようにしましょう。
また、科目や大学などに関する情報が乏しかった場合、
ちゃんと考えられなかったり勘違いで間違った選択をしてしまうかもしれません。
いろんな人の意見や情報を参考にして考えてみてくださいね。