バナー
バナー
バナー

ホーム > 対応エリア > 千葉県 > スタッフブログ > 【全学年対象】ショート動画の影響

家庭教師のマナベスト 千葉県 スタッフブログ

【全学年対象】
ショート動画の影響


TikTok、YouTubeのショート動画、Instagramのストーリーズなどなど、

昨今は「時間が短い」「パッと見れる」コンテンツが人気のようです。

ほんの十数秒に切り取られた動画は、再生してすぐに面白い瞬間に出会うことができます。

また、動画が好みでないと感じたなら一瞬でスワイプでき、次の動画が自動でリコメンドされます。



最近では、テレビ番組を倍速で見る人が多かったり、流行する音楽のほとんどが前奏が短かいものだったりと、

受け手の「なるべくすぐに刺激が欲しい」「楽しい瞬間まで待っていたくない」という欲求を叶えるものになっていると聞きます。

スマホやアプリをはじめとする情報技術の発達によって、人の嗜好や文化のかたちが変わり始めているんですね。





ただ、これらの文化の変化それ自体はいいとして、

こと子供の勉強への影響ということを考えると少し心配なこともあります。


というのも、勉強の楽しさは、ショート動画などとは性質が大きく異なるものなんです。



勉強する教科はぱっと見ムズかしくてとっつきにくく、その面白さをなかなか受け手に見せてくれませんね。

しかし、目いっぱい悩んで、質問して、調べて、やがて閃いて分かった時には、

教科そのものの面白さに加え達成感や爽快感があり、格別の喜びがあるものです。

(もちろん勉強だけに限らず、努力を要することなら同じことが言えると思います。)



「最初とっつきにくかったものから、面白さを見出す」

この経験がある人は、次にまたとっつきにくいものに出会ったときにも

努力して達成するやる気が湧いてくるようになります。

そうして努力と達成を繰り返しているうちに難しい物事を面白がる能力も上がってきて、

いろんな難かしさに楽しんで立ち向かうことができるようになります。





しかし一方、ショート動画に慣れきってしまっているとどうでしょう。

教科書を開き、一見ワケの分からない記号や用語が並んでいるのを見た時点で、

「おもしろくないっ!」と、諦めて教科書を閉じてしまうのではないでしょうか。


ちょうど、自分に合わないショート動画を一瞬でスワイプしてしまうようなものです。


スマホのような情報機器は使っている人の脳に非常に影響を与えるものです。

何気なく使っているうちに、徐々に脳が、“スマホ向け”になってしまいます。






とくにまだ若く脳が未熟なうちはその影響を受けやすいそうです。

スマホや特定のアプリは限られた時間を決めて使うことをオススメします。



また、映画や読書など、逆に楽しむのに時間がかかるコンテンツに積極的に触れることも、

ひとつのよい抗力になると思いますよ♪