学習障害とは、文字の読み書きや算数などの特定分野の学習において困難を抱える障害で、
LD、限局性学習障害ともよばれます。
知的障害と混同されやすいのですが、LDでは知能全般に問題があるのではなく、
文章を読むのが遅い、文字のつづりを覚えられない、簡単な計算ができないなど、
その障害が限定的に現れます。
そのため、お子さんは自分の努力が足りないのだと自責してしまう場合が多く、
保護者の方にとってももどかしいのみで解決策もないという状況に陥りがちです。
学習障害は主要な3種類の発達障害のうちのひとつで、
特別な支援を行うことで将来的には日常生活に困らないレベルの能力を身に着けることができます。
大切にしていただきたいのは、ほかのお子さんと比べないこと。
「○○さんの子に比べて…」という相対評価ではなく、
「この子は、これがすごい」という絶対評価でみてあげてください。
また、特別支援を受けることを悲観的にとらえないでください。
「この子は普通学級に入れなかった」という保護者の方の思いはお子さんに伝わってしまいます。
「この子にぴったりの教育が受けられるのはよかった」と、そのような気持ちを一番大切にしてください。
お子さんがお子さんに合った場所で輝けるよう、サポートしてあげてくださいね。